ヤマダホームズは、手の届きやすい規格住宅から、高性能な自由設計住宅、企業建築家が手がける高級注文住宅まで選べるハウスメーカーです。

特に主力商品の「RASIO」は、W断熱、全棟気密測定、制振ダンパー、全館空調「Z空調」への対応など、価格と性能のバランスを重視する方から注目されています。

一方、商品やグレードによる価格差が大きく、最初に見た価格だけで判断すると、設備や断熱仕様の変更によって予算を超える可能性があります。

この記事では、2026年時点の公式情報をもとに、ヤマダホームズの坪単価、商品ラインアップ、特徴、注意点、向いている人、安く建てる方法を詳しく解説します。

この記事の結論

ヤマダホームズを検討するときは、会社全体の坪単価ではなく、選ぶ商品と仕様を明確にして比較することが重要です。

  • 坪単価の目安は70110万円で、商品やグレードによっては120万円を超える
  • 主力商品RASIOは、W断熱、全棟

記事基本情報

項目設定内容
H1【2026年最新】ヤマダホームズの坪単価は70万〜110万円?特徴12選・注意点・安く建てる方法を徹底解説
SEOタイトルヤマダホームズの坪単価は?特徴12選・W断熱・Z空調・注意点を解説
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メタディスクリプションヤマダホームズの坪単価、総額、商品別の価格帯を2026年の最新情報で解説。RASIOのW断熱、Z空調、耐震性能、保証、注意点、安く建てる方法まで紹介します。
カテゴリーハウスメーカー・工務店
管理用キーワードヤマダホームズ、ヤマダホームズ坪単価、ヤマダホームズ価格、RASIO、Y Limited、Z空調、W断熱、ヤマダホームズ評判
公開日2026年8月2日
更新日2026年8月2日

【2026年最新】ヤマダホームズの坪単価は70110万円?特徴12選・注意点・安く建てる方法を徹底解説

ヤマダホームズは、価格を抑えた規格住宅から、高性能な注文住宅、太陽光発電や蓄電池を備えたスマートハウス、建築家による高級注文住宅まで扱うハウスメーカーです。

主力商品の「RASIO」は、W断熱、全棟気密測定、制振ダンパー、檜材などを採用しながら、設備や性能のグレードを予算に合わせて組み合わせられます。

一方、選択肢が多いため、同じヤマダホームズでも商品や仕様によって価格と性能が大きく変わります。

この記事では、2026年時点の公式情報をもとに、ヤマダホームズの坪単価、商品ごとの違い、断熱性能、耐震性能、保証、契約前に確認したい注意点を詳しく解説します。

この記事の結論

ヤマダホームズの坪単価は、商品や仕様によっておおむね70110万円程度が目安です。高性能仕様や設備にこだわると、坪単価120万円を超える可能性もあります。

  • 価格を優先するなら、セミオーダー型のY Limitedを検討する
  • 性能と自由設計を両立したいなら、主力商品のRASIOが有力
  • RASIOはW断熱と全棟気密測定を採用している
  • RASIOでは全館空調のZ空調を搭載できる
  • 太陽光発電、蓄電池、V2H、EVまで考えるならYAMADAスマートハウスが候補
  • 構造や資産価値を重視するならSxLシグマも比較する
  • 商品、断熱仕様、設備グレードによって見積額が大きく変わる
  • 最長60年保証には長期優良住宅の認定や有償メンテナンスなどの条件がある

ヤマダホームズを比較するときは、坪単価だけではなく、断熱材、窓、換気、気密測定、耐震等級の計算方法、設備、太陽光発電、保証条件をそろえた総額で判断することが重要です。

1.ヤマダホームズとは

ヤマダホームズは、ヤマダホールディングスグループの住宅会社です。

1951年設立で、公式サイトでは75年の歴史と累計17万棟の実績を掲げています。

家電量販店を中心としたグループのイメージが強いものの、住宅事業ではエス・バイ・エルが培ってきた構造技術や、小堀住研の設計思想なども受け継いでいます。

項目内容
会社名株式会社ヤマダホームズ
設立1951年6月14日
本社群馬県高崎市
グループヤマダホールディングス
主な構造木造軸組工法、木質パネル一体構法
主力商品RASIO
商品展開自由設計、規格住宅、スマートハウス、高級注文住宅
公式実績75年の歴史、累計17万棟

住宅だけでなく、家具、家電、太陽光発電、蓄電池、V2H、IoTなどを含めて住まい全体を提案できることが特徴です。

2.ヤマダホームズの坪単価は70110万円が目安

ヤマダホームズの坪単価は、おおむね70110万円程度が参考目安です。

ただし、ヤマダホームズには価格を抑えた規格住宅からフルオーダー住宅まであり、選ぶ商品によって価格帯が大きく異なります。

商品坪単価の参考目安特徴
Y Limited70万〜90万円60プランから選ぶセミオーダー住宅
RASIO75万〜110万円W断熱を備えたカスタマイズ型注文住宅
YAMADAスマートハウス85万〜115万円太陽光発電、蓄電池、V2Hなどを組み合わせる住宅
SxLアルファ85万〜110万円木質パネル一体構法のセミオーダー住宅
SxLシグマ95万〜120万円独自のSxL構法を採用した注文住宅
小堀の住まい120万円以上企業建築家が提案するフルオーダー住宅

上記は本体工事を中心とした参考目安です。実際の価格は、建築エリア、延床面積、階数、屋根形状、外壁、窓、設備、断熱仕様、太陽光発電、付帯工事などによって変わります。

2-1.公式価格から分かる坪単価の参考例

YAMADAスマートハウスが2023年に発売された際の公式発表では、次の参考価格が公表されていました。

モデル当時の建物価格施工面積坪単価換算
ベーシックモデル3,280万円43坪約76.3万円
スタンダードモデル3,680万円44坪約83.6万円
プレミアムモデル3,980万円44坪約90.5万円

これは2023年の発売時点における参考価格です。現在の販売価格を示すものではなく、資材価格や人件費、仕様変更によって価格が上昇している可能性があります。

2026年の計画では、古い価格表やキャンペーン価格ではなく、現在の仕様で見積りを取り直してください。

2-2.坪数別の本体価格シミュレーション

坪単価70110万円として計算すると、建物本体価格の目安は次のようになります。

延床面積坪単価70万円坪単価90万円坪単価110万円
30坪2,100万円2,700万円3,300万円
35坪2,450万円3,150万円3,850万円
40坪2,800万円3,600万円4,400万円
45坪3,150万円4,050万円4,950万円

ここに、屋外給排水、地盤改良、照明、カーテン、空調、外構、太陽光発電、蓄電池、登記、住宅ローン諸費用などが加わります。

本体価格が3,000万円でも、土地代を除いた最終的な建築総額が3,7004,200万円程度になるケースは珍しくありません。

3.ヤマダホームズの商品ラインアップ

ヤマダホームズでは、予算や設計自由度に応じて複数の商品を選べます。

商品設計方法向いている人
RASIOカスタマイズ型自由設計性能、設備、デザインを予算に合わせて選びたい人
Y Limitedセミオーダー間取り選びを効率化して価格を抑えたい人
YAMADAスマートハウススマートハウス太陽光発電、蓄電池、EV連携を重視する人
SxLシグマ自由設計構造、耐久性、資産価値を重視する人
SxLアルファセミオーダーSxL構法を比較的選びやすい価格で採用したい人
小堀の住まいフルオーダー建築家による設計や高級住宅を求める人

3-1.主力商品はRASIO

RASIOは、ヤマダホームズの主力となるカスタマイズ型注文住宅です。

工法、断熱、外装、内装、住宅設備、スマート設備、全館空調などを組み合わせ、必要なところへ予算を配分できます。

公式サイトでは、2026年5月時点で最大11グレードの選択肢が用意されています。

自由度が高い一方、グレードを上げる項目が増えるほど見積額も上がります。最初に提示された価格だけで判断せず、希望仕様を反映した見積りで比較することが重要です。

3-2.価格を抑えるならY Limited

Y Limitedは、2階建て45パターン、平屋15パターンの合計60プランから選ぶセミオーダー型住宅です。

プランの回転や反転にも対応しているため、一般的な規格住宅より敷地へ合わせやすくなっています。

完全自由設計と比べて設計や部材を合理化しやすいため、次のような人に向いています。

  • 間取りへの強いこだわりがない
  • 価格を抑えたい
  • 打ち合わせ期間を短縮したい
  • 完成形をイメージしながら選びたい
  • 平屋も候補に入れている

ただし、プラン外の変更を重ねると規格住宅の価格メリットが小さくなるため、変更可能な範囲と追加費用を確認しましょう。

3-3.構造を重視するならSxLシグマ

SxLシグマは、木質接着パネルと独自のMS工法基礎を採用した商品です。

公式サイトによると、SxL構法は「型式適合認定」と「型式部材等製造者認定」を取得しています。

壁内部の湿気を排出する仕組みや、建物の耐久性を確認する技術も特徴です。また、SxLシグマはスムストック対象商品とされています。

将来の売却や住み替えまで考える場合は、RASIOとSxLシグマの違いを確認しておきましょう。

4.ヤマダホームズの特徴12

4-1.性能と設備へ予算を自由に配分できる

RASIOでは、すべてを一律の高級仕様にするのではなく、こだわりたい部分へ予算を配分できます。

例えば、キッチンのグレードを抑えて断熱や窓へ予算を回すことも、基本性能を確保したうえで内装や住宅設備へ予算をかけることも可能です。

ただし、価格調整がしやすい反面、見積りの条件が複雑になります。他社と比較するときは、同じ断熱性能、窓、換気、設備、保証条件へそろえる必要があります。

4-2.RASIOはW断熱が標準

2026年時点の公式サイトでは、RASIOはW断熱を標準仕様としています。

W断熱は、柱の間へ設置する充填断熱と、構造体の外側を覆う外張り断熱を組み合わせる方法です。

  • 壁内部と外側の両方で断熱する
  • 柱などから熱が逃げる熱橋を抑えやすい
  • 室内温度を維持しやすい
  • 結露対策と耐久性向上が期待できる
  • 冷暖房効率を高めやすい

ただし、W断熱という名称だけで性能は決まりません。断熱材の種類、厚さ、施工精度、窓、換気を含めて確認してください。

4-3.RASIOは全棟気密測定を実施

公式サイトでは、RASIOについて全棟気密測定の実施を明記しています。

気密性能はC値で表され、数値が小さいほど隙間が少ない住宅です。

断熱材を厚くしても、施工時に隙間が多ければ、冷暖房効率や換気計画へ影響します。そのため、完成した住宅で気密性能を測定することには大きな意味があります。

契約前には次の内容を確認しましょう。

  • 気密測定を行うタイミング
  • 目標C値
  • C値が目標を下回った場合の対応
  • 中間測定と完成測定のどちらを行うか
  • 測定結果を書面でもらえるか

「全棟測定」と「一定のC値を保証すること」は同じではありません。目標値や是正基準まで確認することが重要です。

4-4.全館空調のZ空調を搭載できる

RASIOでは、ヒノキヤグループの全館空調システム「Z空調」を搭載できます。

Z空調は、フロアごとの温度設定や吹き出し口の風量調整に対応し、廊下、洗面所、脱衣所などを含めた温度差を抑えやすいシステムです。

  • 夏の室内熱中症対策
  • 冬のヒートショック対策
  • 部屋ごとの温度差を抑えやすい
  • 各部屋へエアコンを設置する必要が少ない
  • 室外機や壁掛けエアコンを減らしやすい

一方で、全館空調は導入費用だけでなく、電気代、フィルター清掃、機器交換、ダクトの点検も必要です。

見積り時には、Z空調を含む価格と、個別エアコンで計画した価格の両方を比較しましょう。

4-5.ティンバーメタル工法Lを採用

RASIOでは、通し柱の接合部へ構造金物を使用するティンバーメタル工法Lを採用しています。

一般的な木造軸組工法では、柱や梁を加工して接合するため、加工部分の断面が小さくなることがあります。金物を利用することで、接合部の断面欠損を抑えながら強度を確保しやすくなります。

外周には耐力面材を施工し、建物を面で支える構造となっています。

4-6.制振ダンパーで繰り返す地震へ備える

RASIOでは制振ダンパーを採用しています。

公式サイトでは、特殊粘弾性ゴムが地震エネルギーを吸収し、震度6強の地震による揺れを最大50%程度吸収すると説明しています。

耐震は建物が倒壊しないための強さ、制振は揺れや建物へのダメージを抑える仕組みです。

ただし、制振ダンパーがあれば耐震等級を確認しなくてよいわけではありません。次の順番で確認しましょう。

  1. 耐震等級3を取得できるか
  2. どの計算方法で確認するか
  3. 耐震等級を証明する書類が発行されるか
  4. そのうえで制振ダンパーが搭載されるか

4-7.RASIOは柱と土台に檜材を採用

RASIOでは、良質な檜材を柱と土台に採用しています。

檜は、強度、耐水性、耐久性、防虫性などに優れた木材として知られています。

ただし、木材の種類だけで住宅全体の耐久性は決まりません。含水率、乾燥方法、接合部、床下換気、防蟻処理、雨漏り対策を含めて確認する必要があります。

4-8.太陽光発電・蓄電池・V2Hに強い

YAMADAスマートハウスでは、太陽光発電、蓄電池、V2H、HEMS、IoT、EVを組み合わせた提案を受けられます。

  • 太陽光発電で電気をつくる
  • 蓄電池へ余った電気をためる
  • HEMSで電気の使用状況を確認する
  • V2Hで住宅と電気自動車を連携する
  • 停電時に住宅やEVの電気を利用する

電気代削減だけでなく、停電や災害への備えを重視する人にも向いています。

ただし、搭載容量が大きいほど必ず得になるわけではありません。屋根形状、方位、影、電力使用量、売電条件、蓄電池の交換時期を含めてシミュレーションしてください。

4-9.住宅設備の選択肢が多い

ヤマダホームズは、キッチン、浴室、洗面台、床材、建具などを複数のメーカーやグレードから選べることが特徴です。

選択肢が多いため、デザインと予算を調整しやすい一方、商品パッケージによって選べる設備が異なる場合があります。

設備を比較するときは、メーカー名だけではなく商品名とグレードまで確認しましょう。同じメーカーでも普及価格帯と最上位商品では、価格も機能も大きく異なります。

4-10.家具・家電を含めて計画できる

ヤマダホールディングスグループの強みを生かし、家具や家電を含めた住まい全体の提案を受けられます。

冷蔵庫、洗濯機、テレビ、照明、ベッド、ソファなどを早い段階で決めると、コンセント、配線、壁の下地、通路幅、搬入経路を計画しやすくなります。

住宅価格だけでなく、家具・家電を含む入居時の総予算を把握したい人にとってメリットがあります。

4-11.商品に応じた長期保証がある

RASIO、RASIO-F、RASIOのZ空調仕様では、構造、防水、防蟻について初期20年保証が用意されています。

定期点検と指定された有償メンテナンスを続けることで、最長60年まで延長できます。

保証項目RASIOの主な内容
構造躯体初期20年
防水初期20年
防蟻初期20年
地盤20年
延長保証条件を満たして最長60年
定期点検5年ごと
住宅設備条件を満たす対象設備を10年間サポート
緊急受付24時間365日対応

保証内容は商品によって異なります。YAMADAスマートハウスやY Limitedは、構造のみ初期20年となり、グレードアップによって長期延長保証へ対応する場合があります。

4-12.価格帯の異なる住宅を同じ会社で比較できる

ヤマダホームズには、規格住宅、カスタマイズ型注文住宅、スマートハウス、独自構法の住宅、建築家住宅があります。

そのため、予算が変わっても同じ会社の中で商品を切り替えながら検討できます。

例えば、RASIOの見積りが予算を超えた場合はY Limitedへ変更し、設計やデザインを優先したい場合はSxLシグマや小堀の住まいを比較できます。

ただし、商品を変更すると構造、断熱、設備、保証も変わる可能性があります。単純に価格だけを比較しないようにしましょう。

5.ヤマダホームズの断熱性能を確認する方法

ヤマダホームズは高気密・高断熱を掲げていますが、最終的な性能は商品、仕様、地域、間取りによって異なります。

契約前には、次の数値と仕様を一邸ごとに確認してください。

確認項目チェックする内容
断熱等性能等級等級5、6、7のどれを取得するか
Ua値設計した住宅の計算結果
C値目標値、測定時期、実測結果
サッシの材質、ガラス枚数、Low-E仕様
玄関ドア断熱性能と商品名
換気第1種か第3種か、熱交換率
断熱材種類、厚さ、施工位置
気密測定全棟実施の対象商品と是正基準
結露計算壁内結露の検討方法

特に注意したいのが窓です。壁の断熱性能が高くても、窓の性能が低いと室内の熱が逃げやすくなります。

寒冷地や断熱性能を重視する場合は、樹脂サッシとトリプルガラスを含めて比較しましょう。

6.ヤマダホームズの耐震性能で確認したいこと

ヤマダホームズでは、商品に応じて構造金物、耐力面材、剛床工法、ベタ基礎、制振ダンパーなどを採用しています。

ただし、「地震に強い」という説明だけでは、計画している住宅の耐震性能は分かりません。

  • 耐震等級3を取得するか
  • 住宅性能評価書を取得するか
  • 許容応力度計算を行うか
  • 性能表示計算を行うか
  • 壁量計算による確認だけか
  • 制振ダンパーの本数と設置位置
  • 吹き抜けや大開口が構造へ与える影響
  • 太陽光発電や瓦屋根の重量を反映しているか

YAMADAスマートハウスの公式サイトでも、間取りによって耐震等級3を確保できない場合があり、長期優良住宅の構造計算によって等級が確定すると記載されています。

耐震等級3を希望する場合は、口頭説明だけでなく、取得方法と証明書の有無まで確認しましょう。

7.ヤマダホームズで後悔しやすい7つの注意点

7-1.パッケージを上げるほど価格が高くなる

RASIOは、性能や設備を複数のグレードから選べます。

選択肢が多いことはメリットですが、キッチン、浴室、洗面、床、建具、断熱、窓、太陽光発電を少しずつ上げると、合計で数百万円の追加になる可能性があります。

契約前に、希望仕様をすべて反映した見積りを作成してもらいましょう。

7-2.商品名が同じでも仕様が変わる可能性がある

RASIOは、品質向上などを理由に仕様を継続的に更新しています。

過去のコミ、動画、ブログに掲載された標準仕様が、現在も同じとは限りません。

  • 契約時点の標準仕様書
  • 見積書の商品名と型番
  • 標準から変更した項目
  • キャンペーン終了後の価格
  • 建築エリアによる違い

これらを書面で確認してください。

7-3.坪単価だけでは総額を判断できない

坪単価へ含まれる工事範囲は、住宅会社によって異なります。

仮設工事、設計料、申請費、給排水工事、照明、カーテン、空調、太陽光発電、外構などが別途になっている可能性があります。

「坪単価が安いか」ではなく、「希望条件をすべて含めた最終総額が予算内か」で判断しましょう。

7-4.耐震等級3がすべての間取りで確約されるとは限らない

耐震等級は、建物の形状、吹き抜け、大開口、屋根重量などによって変わります。

希望する間取りで耐震等級3を取得できるか、設計初期の段階で確認してください。

7-5.Z空調にも維持費がかかる

Z空調は快適性を高めやすい一方、フィルター清掃、電気代、将来の機器交換が必要です。

故障時に家全体の空調へ影響する可能性もあるため、交換費用、保証期間、代替運転の方法を確認しておきましょう。

7-6.最長60年保証には条件がある

最長60年保証は、何もしなくても自動的に60年間続く保証ではありません。

長期優良住宅の認定、定期点検、指定された有償メンテナンスなどが条件になります。長期優良住宅を取得しない場合、最長30年となる商品もあります。

将来必要になるメンテナンスの内容と概算費用も確認しましょう。

7-7.担当者によって提案の質に差が出る

ヤマダホームズは選べる商品と仕様が多いため、担当者の商品知識が重要です。

希望条件を整理しないまま相談すると、予算に合わないパッケージを提案されたり、必要な性能が見積りへ反映されなかったりする可能性があります。

担当者を選ぶときは、価格説明だけでなく、構造、断熱、設備、保証を具体的に説明できるか確認しましょう。

8.ヤマダホームズが向いている

ヤマダホームズは、次のような人に向いています。

  • 予算に合わせて性能と設備を選びたい
  • W断熱と気密測定を重視したい
  • 全館空調のZ空調を採用したい
  • 耐震と制振を組み合わせたい
  • 太陽光発電、蓄電池、V2Hを検討している
  • 家具や家電までまとめて計画したい
  • 複数メーカーの住宅設備から選びたい
  • 規格住宅と自由設計を比較したい
  • 大手グループの経営基盤を重視したい

特に、性能、設備、デザインのすべてを一定水準で確保しながら、予算配分を調整したい人と相性がよいでしょう。

9.ヤマダホームズが向いていない

次のような人は、他社も含めて慎重に比較する必要があります。

  • 標準仕様が単純で分かりやすい会社を選びたい
  • 追加オプションをほとんど検討したくない
  • すべての住宅で同じ性能値を保証してほしい
  • 独自設備や全館空調を避けたい
  • 初期保証30年以上を最優先したい
  • 木造ではなく鉄骨住宅を希望している
  • 大空間や特殊な間取りを最優先したい
  • 打ち合わせの選択肢を少なくしたい

ヤマダホームズは選択肢の多さが魅力である一方、その選択肢を整理する作業が必要なハウスメーカーです。

10.ヤマダホームズと比較したいハウスメーカー

比較候補比較する理由
アイ工務店木造自由設計、断熱性能、価格帯が競合しやすい
ヤマト住建高気密・高断熱、外張り断熱、全館空調を比較しやすい
一条工務店断熱、気密、太陽光発電、全館空調を重視する人向け
桧家住宅Z空調を採用した住宅同士で比較できる
ウィザースホーム断熱性能、外壁タイル、メンテナンス性を比較できる
クレバリーホーム外壁タイル、木造住宅、価格帯を比較しやすい
セキスイハイム太陽光発電、蓄電池、スマートハウスを比較できる
トヨタホームV2H、EV連携、スマート設備を比較しやすい
住友林業木質感、設計力、高価格帯商品を比較できる
積水ハウス設計力、保証、ブランド力を重視する場合の比較候補

比較する会社は多くても34社程度に絞り、次の条件をそろえて見積りを依頼しましょう。

  • 延床面積
  • 間取り
  • 断熱等性能等級
  • Ua値
  • 窓仕様
  • 耐震等級と計算方法
  • 全館空調の有無
  • 太陽光発電と蓄電池の容量
  • 住宅設備のグレード
  • 外構と諸費用を含む総額

11.ヤマダホームズを安く建てる7つの方法

11-1.最初に総予算を伝える

建物本体だけでなく、付帯工事、外構、諸費用、家具、家電を含む総予算を伝えましょう。

予算上限を決めずに設備を選ぶと、見積りが膨らみやすくなります。

11-2.Y Limitedも比較する

希望に近いプランがある場合は、自由設計のRASIOとY Limitedの両方で見積りを取ります。

間取り変更が少なければ、Y Limitedの価格メリットを生かしやすくなります。

11-3.延床面積を12坪減らす

坪単価90万円の場合、延床面積を2坪減らすだけで単純計算では180万円の差になります。

廊下、客間、収納、バルコニーを見直し、暮らしやすさを維持したまま面積を調整しましょう。

11-4.建物形状と屋根をシンプルにする

建物の凹凸、複雑な屋根、大きな吹き抜けを減らすと、構造材、外壁、屋根、施工費を抑えやすくなります。

2階に近い形状は、コストだけでなく断熱や耐震の面でも有利になりやすい設計です。

11-5.設備の優先順位を決める

すべての設備を上位グレードにするのではなく、毎日使う場所を優先します。

  • キッチンを優先して浴室は標準にする
  • 1階の床材へこだわり、個室は標準にする
  • 断熱と窓を優先して内装オプションを減らす
  • 太陽光発電を優先して蓄電池は採算を確認する

将来交換できない構造、断熱、窓を優先する考え方がおすすめです。

11-6.キャンペーンだけで即決しない

設備サービスや値引きキャンペーンが実施されることがありますが、キャンペーン適用前の価格や他の値引きとの関係も確認してください。

サービス品だけで判断せず、最終見積額と契約後に追加される費用を比較しましょう。

11-7.経験豊富な担当者へ相談する

ヤマダホームズは商品とグレードが多いため、担当者の商品理解によって提案内容が変わります。

紹介制度を利用する場合は、住宅会社との関係だけでなく、担当者の経験、担当エリア、施工実績、資格まで確認しましょう。

12.契約前に確認したいチェックリスト

  • 商品名とグレードが見積書に記載されている
  • 本体価格に含まれる工事範囲を確認した
  • 付帯工事、外構、諸費用を含む総額を確認した
  • 断熱等性能等級とUa値を確認した
  • 断熱材の種類と厚さを確認した
  • 窓の商品名、サッシ材質、ガラス枚数を確認した
  • 気密測定の時期、目標C値、是正基準を確認した
  • 耐震等級3の取得方法を確認した
  • 構造計算の方法と証明書の有無を確認した
  • Z空調の導入費、電気代、交換費用を確認した
  • 太陽光発電と蓄電池の容量を確認した
  • 住宅設備の商品名とグレードを確認した
  • 初期保証と延長保証の条件を確認した
  • 長期優良住宅の申請費用を確認した
  • 契約後に追加される可能性がある費用を確認した
  • 他社と同じ条件で見積りを比較した

13.ヤマダホームズに関するよくある質問

13-1.ヤマダホームズはローコスト住宅ですか?

価格を抑えたY Limitedもありますが、ヤマダホームズ全体をローコスト住宅と分類するのは適切ではありません。

RASIOでW断熱、Z空調、上位設備、太陽光発電、蓄電池を採用すると、ハイミドルクラス以上の価格になる可能性があります。

13-2.ヤマダホームズの主力商品は何ですか?

2026年時点の主力商品は、カスタマイズ型注文住宅のRASIOです。

最大11グレードから、工法、断熱、外装、内装、住宅設備、スマート設備などを選べます。

13-3.ヤマダホームズは断熱等級6に対応できますか?

RASIOはW断熱を標準とし、高気密・高断熱を掲げています。

ただし、取得できる断熱等性能等級やUa値は、建築地域、間取り、窓、断熱仕様によって異なります。計画している住宅ごとに計算結果を確認してください。

13-4.ヤマダホームズでは気密測定を行いますか?

公式サイトでは、RASIOについて全棟気密測定を実施すると明記されています。

ほかの商品については、気密測定の実施条件を個別に確認してください。

13-5.ヤマダホームズでZ空調を採用できますか?

RASIOではZ空調を搭載できます。

導入する場合は、W断熱、窓、換気、気密性能、電気代、メンテナンスをまとめて確認しましょう。

13-6.ヤマダホームズの保証は60年間無料ですか?

最長60年保証は、すべての修理が60年間無料になる制度ではありません。

対象となる商品、長期優良住宅の認定、定期点検、指定された有償メンテナンスなどの条件があります。

まとめ

ヤマダホームズの坪単価は、商品や仕様によっておおむね70110万円程度が参考目安です。

価格を抑えたい場合はY Limited、性能と自由設計を両立したい場合はRASIO、太陽光発電や蓄電池を重視する場合はYAMADAスマートハウス、構造や資産価値を重視する場合はSxLシグマが比較候補になります。

特にRASIOは、W断熱、全棟気密測定、ティンバーメタル工法L、制振ダンパー、檜材、Z空調への対応が特徴です。

ただし、最大11グレードから選ぶ仕組みのため、設備や性能を上げるほど価格も上昇します。

契約前には、坪単価ではなく、断熱、窓、換気、耐震等級、設備、全館空調、太陽光発電、保証までそろえた最終総額で比較しましょう。

この記事の監修

マイホームヒーローズ代表 潟沼勇気
宅地建物取引士・FP2級・住宅ローンアドバイザー

出典・引用元

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